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ビジネス書を中心に書評を行なっていきます。年間50冊読了を目標に挑戦中!

【書評】共感SNS ゆうこす

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著者:ゆうこす

出版社:幻冬社

 

今注目のインフルエンサー、ゆうこすのSNS時代の歩み方を書き記した一冊。

 

今回も学びの多い一冊になっておりますので、簡単にまとめさせて頂ければと思います!

 

SNS時代の発信方法についてまとめ

 

SNSブランディングの設定

 

①どんな主人公なのかを明確にする。

夢や願望に「理由」や「想い」を足して発信する事で共感が生まれる。

そのためには、自分に「なんで?」と問いかけ続ける事で自分の本当の「夢」について考える事ができ主人公としての設定が明確になる。

 

自分のことについては、「わかったつもり」でいることが多いと私も感じることが多いです。「なぜ発信するのか」「なぜ行動しているのか」を明確にする事でフォロワーからの共感も生まれやすい状態になります。

 

②どんなストーリーなのか

どんなストーリーを発信することができるか?

ストーリーを共有することにより、フォロワーとの距離は縮まります。

特に失敗をポジティブに発信することにより、共感をえることができる。

 

③どんな人に見て欲しいのか

対象となる人を明確にすることで見ている人が安心することができます。

本書中の例では、「18歳の新生活を迎える女性」という限定条件をつけることにより、集客がうまくいった事例の紹介があります。

 

自分で届けたいターゲットを明確にすることで、より読者やフォロワーのことを考えて投稿することができます。

 

・フォロワーをゲットする方法論

①プロフィールを制するものがSNSを制する。

ゆうこすさんは、本のカバーの構成の様にプロフィールを設定することでうまくいくと書かれています。

 

ポイントとしては、、、

・アカウント名⇨キャッチーなアカウント名とそのあとに肩書きをつけることによりわかりやすさと親しみやすさを獲得できる。

 

・プロフィール⇨1行目に発信テーマとメリットを記載する。

 

・ビジュアルの設定⇨アイコンは顔がはっきりとした高画質なもの、ヘッダ画像は無意味な風景画像ではなく、方向性とマッチした画像にするのが良い。

 

・発信内容

有益な情報にするため、実際の体験やいってみた感想を自分ならではの感想とともに発信する。

 

拡散してもらうためには相手のことを考え、拡散しやすい内容つまりは情報の詰まったものにする。具体例は情報元のURL等

 

投稿とは関係のないタグはつけない方がみられやすくなる。

タグ検索では流行りがわかる一方で他の投稿に埋もれてしまう危険性がある。

特にInstagramの様な画像での発信では、背景や写真の撮り方を工夫し、他の発信者と戦わなくて良い方法をとることが必要となってきます。

 

やりがちな投稿ですので、特に注意したいですね。。

 

発信するインプットを大切にする。

常にインプットしすぐアウトプットできる状態にするために、今見ている情報、風景を「自分フィルター」を通して見る様にする。

 

⇨この本で一番重要なのはここだと感じます。

インプットをより自分のものにでき、且つ素早くアウトプットすることでそこに対しての熱量も生まれる。良い仕組みだと思います。

私も実施できる様に「自分フィルター」を見つけます。

 

所感

上記以外にも発信後の収益、企業案件の受け方、フォロワーとの距離の縮め方についてゆうこすさんの経験をもとに詳しく記載されたまさに教科書的一冊となっております。

 

まづは方向性や自分の軸について深く考えること。トライアンドエラーを繰り返しての情報発信を努めていきたいと思います。

 

SNS時代の生き方について興味のある人はぜひ読んでみて下さい!!

www.amazon.co.jp

 

【書評】資本家マインドセット 三戸 政和

 資本家マインドセット

三戸 正和さん

幻冬舎

 

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幻冬舎からのNewsPicksBooksです。

2019年4月9日発売の新刊です。早速読破できましたので紹介したいと思います。

 

資本家マインドセットとは?

 

まず、資本家とはそもそもどんな存在なのか?

資本家とは自分の手腕によって会社を成長させ、そこから利益を得る人々のことです。

 

対比できる存在とは?

投資家や資産家そしてサラリーマンを本書では上げていました。

 

投資家

投資した会社がうまくいけば儲かり、経営がうまくいかなければ損をする。

自分のコントロールできるところがなく、投資先の経営能力に依存する。

 

資産家

お金を目的としたライフスタイル。お金を貯めこみお金を守ることでいきていく。

 

資本家

好きなことを、好きな人と、好きなようにやる

これが大きなマインドセットの指針となるでしょう。

 

資本家のマインドセット

 

サラリーマンの稼ぎ方は、時間の切り売り。

毎日決まった時間に会社に出社し、働いた時間に応じて給与を毎月支給される。

つまり毎月毎月の「足し算」でしかない。

 

資本家の稼ぎ方は「かけ算」

時間効率を高め、限られた時間でリソースを何倍にもすることに注力する。

それは、自分の時間のみでは実行できません。

「他人の時間」を使わなければなりません。

 

そのための資本家の仕事は?

他人の時間という「人的資本」を利用しながら、自分の人的資本を最大効率化させる仕組みをつくる。

 

誰でも実行できる仕組みを作り、それを他人に任せてしまうというもの。

 

そのためには100点満点を狙うのではなく60点を目指すというマインドも必要になってきます。

 

資本家になれる時代背景

 

中小企業や零細企業の「大廃業時代」がくると三戸さんはおっしゃいます。

これらの企業は現在高齢化が進み、後継がいない問題点が多々あります。

 

よって、廃業する運びになっている企業であっても業績は黒字といった会社も少ないのです。むしろ廃業すれば撤退の費用もかさみますので、1円でもいいから売ってしまいたいという企業も多くあるとの事です。

 

「トランビ」や「バトンズ」などのサイトからサラリーマンでも買える会社を買い取り、資本家マインドセットを持って運用すれば誰しも好きな事を好きな人と好きなようにする事ができます。

 

資本家って何するの?

 

読み進めながら、最も疑問に感じていました。

「結局のところ、会社買ったら何すればいいの?」

 

答えは前述の通りで

成果をあげる仕組みを考え、実行させ、人に任せるです。

 

自分で仕組みを実行していては、それは経営者になります。

会社を購入した時期は経営者目線での活動も必要になりますが、その後は60点を基準としてあとは任せることです。

 

つまり①中小企業のM&Aを行いたいというフラッグを立てる

②買いたい意思をアピールして購入への情報収集を行う。

③いざ購入!

 

購入後のやる事としては意外と簡単な事が多いと三戸さんは述べています。

地方の企業は大企業で当たり前としているような会議や経営手法を導入していない事が多いためその手法を当てはめればよいとの事。

 

なるほど。できるような気がしてきました。

 

・この様にやる事まで落とし込んでいかに資本家が他の立場より優れているかがわかります。

 

最後には資産家マインドセットを日常に落とし込んで締めています。

 

資本家マインドセットの10項目

 

正直この項目がもっとも勉強になりました。

好きな事を好きな人と好きな様にやるためのマインドが記載されています。

 

①自分の時間だけで生きる。

メールのチェックの様な細かいところまで、時間の無駄がないか徹底的に検討し時間の無駄をなくしていく考え方。

 

②始動前のアイドリングをなくす。

三戸さんは仕事のほとんどをスマホで完結しているとの事。パソコンを起動させて〜の様に仕事までのアイドリングも徹底的になくします。

 

③スケジュールを「他人の時間」で埋めない

忙しい人のスケジュールは他人の時間でいっぱいになっている。

やりたい事があればすぐ動ける様にスケジュールには余裕を持ち、他人からの依頼のスケジュールは入れない様にする。

 

④スーツとネクタイは必要なのか?

スーツさえ着てれば、誰でもいい。そんな「兵隊」になってはいないか。

スーツでなくても仕事ができる人間になれるかが今後の時代を生き抜くポイントとなる。

 

⑤名刺は必要か?

社名と肩書きで認識してもらうのではなく、個人名として認識され結果を出す人が強い。

 

⑥いつまで「定時出社」を続けるのか

定時出社にも疑問を持つべきである。「自分の時間」が奪われている事を自覚するべきである。

 

インパクトの大きいお金の使い方をする

時間をケチって、お金をケチらないのが資本家である。つまりは人の印象に残る様なお金の使い方をする。

 

⑧好きな事、やりたい事を仕事にする

上辺を取り繕った動機の仕事ではなく、「熱量」を感じる仕事をする。

心を支えるのは、熱意や信念しかない。

 

⑨「遊び偏差値リスト」をつくる

自分のした遊びに偏差値をつけてランキング化する。

自分の自己分析にもなり、自分と向き合う事が可能になる。

 

⑩声は大きく!

自分のやりたい事を人前で大きな声で言えるか。そんなところに資本家として成功の鍵がある。

 

この10点のマインドを持って活動すれば資本家に近づけるのでは?と感じる事ができる章でした。

 

所感

 

資本家として活動する事がこの資本主義社会のルールの中では最も有利である事を前提に、自分を変えたいサラリーマンに何が足りてなくて、どんな考えを持てば自分の好きな道が歩めるのかを具体的な実体験をもとに記述されています。

 

とても読みやすく見やすい本になっておりますので是非皆様もお手にとってみてください。

 

 

【書評】ぶち抜く力 与沢 翼

一つの事に魂を売れ!

 

この謳い文句通りの与沢さんがブチ抜けた存在になる為の思考と行動方法が書かれた本になります。

 

ブチ抜く力 

与沢翼

扶桑社Books

 

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この本からわかる事は様々ありますが、大きくくくると選択と集中と言えるでしょう。

 

皆さんも自分のやりたい事、やらねばならない事を選択していると思いますが、選択をしたらまずそれのみに集中する。

 

そしてストイックにこなす。

そんな方法を書籍の中から学ぶ事ができます。

 

特に与沢さんのやり方としては「最短・最速」にこだわる事。

 

人より抜きん出た結果を出し、人に認めてもらうには誰しも反対する様な事を「無理だ」と言わせるスピードで結果を出す事でできるとの事。

 

その為全ての目標に対して「最短・最速」を掲げその方法を考える。

 

まずやりたい事に対しては3週間全力を尽くす。

・1週間目は全体像を把握の調査に時間を使う。

 

・2週間目はその調査から導かれる自分の推論を立てる。

 

・3週間目ではそのセンターピンを決断し行動に移す。

 

これの繰り返しと積み重ねを行う事で結果は自ずと出てくる。

 

また、この本を読むと強烈にお金の重要さに気付かされます。

 

世の中にある様々な現象のうちのほとんどがお金で解決できるとあります。

それはなぜなのか。

 

考えれば皆さんもそうだと思いますが、

自分に起こりうる理不尽のほとんどはお金で解決することができると思います

 

教育によりお金は汚いものだとか、お金より大切な事があると思考停止状態ではないでしょうか。

 

全てこの本で気づかされます。

ですので、初めは与沢さんがまたいやらしい事を言っていると思われる方もいらっしゃると思います。

 

そんな人こそよく考えながらこの本を読む事をお勧めします。

 

自分の人生がお金があればどれだけ変えられるか。

考えてみては如何ですか?

 

その方法は経験談に基づきながら説明させています。

 

お勧めです。